1年に1度の御開帳
安興寺の「六角堂」

静岡県菊川市「安興寺 本堂」
「安興寺」は、1514年に創建された歴史あるお寺です。
本堂上部に飾られている立派な額縁には、
「龍昌山」という安興寺の山号が彫られています。
境内はとても綺麗に清掃されており、清らかな気持ちでお参りすることができます。
観音像を祀る「安興寺」の六角堂

静岡県菊川市「安興寺 六角堂」
「安興寺の六角堂」は、1798年に建立されたお堂です。
形は京都の六角堂を模しており、正面に聖観音像を安置しています。
普段は六角堂の内部へ入ることは出来ませんが、
8月のお盆の時期に“1日限定”で御開帳されます。
お堂の中心部が回転し、1箇所で33体の観音像が拝めるようになっています。
山門の手前に立つ「六地蔵」

静岡県菊川市「安興寺 六地蔵」
「安興寺」の山門手前には、「六地蔵」が安置されています。
六地蔵は、我々の生きる世界、そして死後の世界、
どの世界においても人々を守護してくださる存在として、お寺に祀られています。
お地蔵様が身に着けているものにも注目です。
境内を守る「仁王像」も立派!

静岡県菊川市「安興寺 仁王像」
山門の手前には、立派な“金剛力士仁王像”が安置されています。
特に、魔除けとして置かれる「仁王像」ですが、
“お寺の仁王像”と“神社の狛犬”は、同じ役割を果たしています。
隠れスポット!「常不軽菩薩」

静岡県菊川市「安興寺 常不軽菩薩」
「安興寺」の隠れスポットが、「常不軽菩薩」です。
別名「たわし菩薩」とも呼ばれています。
“たわし”と“バケツ”を使って、「常不軽菩薩」を擦り洗い、お参りをします。
闇雲に擦り洗うのではなく、“自分の悪いところ(肩や腰など)”を擦ってください。
そして完治したら、“たわし”を壁に掛けてお礼参りをします。
33種の観音様がお祀りされている「安興寺の六角堂」は、とても立派なお堂です。
200年以上前に建立され、今日まで守られてきた歴史を、肌で感じることができます。
また、安興寺には見ごたえのある仏様がいくつもお祀りされています。
ぜひ皆さんも、お参りしてみてはいかがでしょうか?